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| 絶対的なスピードでもなく、背伸びしたアピアランスでもなく。 手に入れたかったのは、いちばんピュアなクルマの原点、 ”マンマシン・レスポンス” そしていま、かつてない超ハンドリング感覚に満ちた、 まったく新しいミッドシップ２シーターが生まれた。 オートザムＡＺ−１。 あえて常識を捨て、走る楽しさに徹したその成り立ちは、 ひょっとすると異端児かもしれない。 |
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| 平成４年１０月 オートザム店より販売された”ＡＺ−１”それは、時の不運もあり、わずか２年で生産を 終えてしまうことになる。 だが、所有を許されたわずかな人々に多くの衝撃と走る喜びを残してゆく事だろう。 「絶対的な早さだけが走りの楽しさではない」この言葉を実現するため、どれだけ人の持つ欲望を切り 捨てられるかが、開発の際のキーワードだったという。言うまでもなく、装備を多く搭載すれば便利にな り使い勝手も増すだろう。しかしそれでは、重量が増え運動性能の基本を支える”軽さ”が望めなくなっ てしまう。そして、走りの楽しさと言うけして数値としては現れない物を再現するために、多くの欲望が 切り捨てられた。 快適な室内 荷物を積むための空間 景色を見渡すための視界．．．。 二人の人間が乗ることの出来る最小の室内、そこには、リクライニングという言葉さえ許されなかった。 運動性能を高めるためミッドシップレイアウトを選択し、そして人ではなく、走る楽しさを主人公として選 んだのである。 もし、このクルマと出会う機会があるのなら、是非とも触れてあげてほしい。そして、走る喜びを感じて ほしい。それは、わずかな人々にしか与えられなかった喜びなのだから。 |
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（※１） この台数はＳＵＺＵＫＩ ＣＡＲＡを含む台数の可能性が有りますが、
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